映画を全国にPR 「春を背負って」キャンペーン開始
映画「春を背負って」の木村大作監督が全国を巡り、作品の魅力を伝えるキャンペーンの出発式が22日、県庁前で行われた。木村監督は「爽やかで心温まる映画になった。富山の魅力を全国にPRしたい」と語り、次の訪問先の金沢市に向けて出発した。
式では石井知事が「富山の自然を美しく撮ってもらった。県民を挙げて応援したい」と激励し、6月にJR東京駅構内で映画の映像を流す考えを示した。
木村監督は、山ガール役で出演した県職員から花束を受け取った。映画のステッカーを張った車に乗り込み、ファンに見送られながら旅立った。4月末までに47都道府県で試写会などに出席する。式に先立ち、北日本新聞社を訪れた。
映画は、作家の笹本稜平さんの同名小説が原作。父の死をきっかけに、東京での仕事を辞めて山小屋を継いだ主人公が、小屋に集まった人たちと触れ合い、力強く生きる姿を描く。松山ケンイチさん、蒼井優さん、豊川悦司さんらが出演している。
撮影は昨年4月に始まり、大汝(おおなんじ)山をはじめ、立山一帯で延べ60日間にわたってロケを行った。公開は6月14日。製作委員会はフジテレビ、東宝、ホリプロ、北日本新聞社でつくる。
北日本新聞社