日本の「田んぼアート」がスゴいことになってる!
なんてのどかなキャンバス!
「田んぼアート」は異なる稲の品種を使って田んぼに絵柄を描く大規模なアート。1990年代の前半に始まりました。最近では判明しただけでも日本全国で137ヶ所となっていて、主に東北を中心に田んぼアートが盛んに行われています。
「田んぼアート」は2種類
■真上から見る方法
平坦な地上で見るとわかりにくい場合もありますが、棚田や橋の上、あるいは展望台から望めば、あまり歪まずにはっきりと見えます。
■見る視点を固定して見る方法(遠近法)
正確には展望台上のある1点から見て、絵柄が歪まずに見られるように、実際には田んぼの近くから遠方へと田植えの設計をしたもの。
どちらの方法も、設計通りに田植えするのは大変。田植え面積の規模が大きくなるに従って、また絵柄の細かさが精緻になるに従って、その困難さも倍加していきます。
古代米の紫、黄、緑、赤などの色とりどりの葉や穂を使って絵や字を描くので、着色剤で化学薬品などは一切使用しないというのが驚きです。
最近「田んぼアート」は全国に知れ渡り、観光目的でバスツアーが組まれて多くの観光客が訪れています。 青森県田舎館村では毎年10万人から20万人の観光客を集めているそうです。